東京春祭歌曲シリーズ vol.47、アドリアン・エレート(Br)とクリストフ・トラクスラー(Pf)による小ホールでのリサイタルは、東京滞在疲れもあるのだろうけど、”大丈夫かな?”と思いました。
今は、EU圏から見たら、このご時世、とても遠くなったから、もっと来日演奏家が減るかもしれないので、貴重な体験だから出かけました。
どんなに余裕を持った滞在だとしても、ヨーロッパ時間から見たら、朝7時の早朝から歌うことと同じだから、大変だと思うのです。
お目当ては、1作品だけ。ブラームス:『四つの厳粛な歌』作品121。これだけ、聞ければ良いと思ったです。
大物歌手でも、なかなかやってくれない曲。あえて、この地味な曲を、選曲してくれたことが嬉しかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=gM5qP1TN1Tw
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ブラームス:『4つの厳粛な歌』作品121-1”人の子らの運命と動物の運命は同じであり”
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私たちお客さんの意識はアクシデントの記憶から離れ、作品そのものの深みに引き込まれていきました。
アンコールまで歌い切った姿は、舞台人として、長い経験の中で培われた柔軟さと強靭さの結晶。でもあったと思うのです。


終演後に残ったのは、倒れたという出来事ではなく、アンコールで歌ったトゥーン湖に滞在していた時であろうブラームスの作品を聴けただけでも、満足した。
オペラ歌手として、一番成功を収めたのは、”ニュルンベルクのマイスタージンガー”でのベックメッサー役だと思う。裏キャストとは言え、ミヒャエル・フォレよりも、誇張されない良さがあるから好きな歌手です。
今度また、どういう作品に登場してくるのか楽しみです。
実は、持ち役もレパートリーにも違いがあるオランダ籍のトーマス・オリエマンスThomas Oliemansと比べてしまう時、あります。
https://www.thomasoliemans.info/
↑トーマス・オリエマンスの公式ホームページ